今までお世話になった両親への贈り物とは
これから2人で新しい人生を歩んでいこうとする新郎新婦は、そのときから親元を離れて自分たちの新たな生活を築いていくわけです。
そんな両親に心づくしの贈り物をしたいというのは、新郎新婦の心情としてはやはりあるものでしょう。
こうした両親への結婚記念品に選ばれる品物にもいろいろありますが、定番で間違いないものにしようと考えることもあれば、オリジナリティのある世界に1つだけの品物を作るのも1つの方法です。
しかし、結婚という人生の晴れ舞台は何度も訪れるものではないため、どのようなものを選べばよいのかわからないこともあるでしょう。
今までお世話になった両親への感謝の気持ちを込めた品物を選ぶには、どのようなところがポイントになるのでしょうか。
思い出を残せるものやこれからの暮らしに役立つもの
結婚記念品として選ばれるものにはいろいろな種類がありますが、それを大きく2つに分けると、結婚式の思い出を形として残せるもの、そしてこれからの両親の生活に役立ててもらえるものとなると言えます。
また、披露宴で両親に記念品を贈呈するときにセレモニーとしての面を強調するか、贈り物をするという面を重視するかということも考えるポイントとなります。
もし大きいものを贈るなら、披露宴中は目録のみにしておき、後で品物を贈るという形を取ることもできます。

両親へのこれまでとこれからを気遣う
両親への贈り物が意味するところとは、これまで新郎新婦を育ててくれた感謝と、これから夫婦水入らずの日々が訪れることへの気遣いといったものです。
これまでありがとうという気持ちと、これからはゆっくり過ごしてくださいという気持ちが表現できるものが、両親の記念品として適していると言えるのです。
両親はこれからも両親ですが、結婚という形で親の手をいったん離れるということになります。
そこまでの日々のことを思い返すことができ、またこれからの日々に思いを馳せることが、記念品選びにも反映されるでしょう。
どのようなものを選べばよいか
両親への気持ちを表すことができる記念品選びには、いろいろな思いを込めたいものです。
その気持ちを素直に表せるものとするには、どういった選び方をすればよいのでしょうか。
両親への気持ちを形にできる記念品贈呈
結婚式そして披露宴に関しては、普段はなかなか表現することができない両親へのたくさんの気持ちを形として表すことができる機会であるとも言えます。
逆に言えば、精一杯の気持ちを表せる最大の機会であるということにもなるのです。
その機会を最大限に生かすために、記念品をどのようなものにするか、またどういった渡し方をするかということも考慮に入れるべきでしょう。
記念品の種類によっては、そのときに渡すことができるか目録のような形にするかも変わってきます。
セレモニーとしてどういった形にするかを考えることも、品物の候補を絞る要素になってきます。
後々に残るものか消耗品か
結婚記念品に限らず、ギフトとして贈る品物には長く残る品物と食品や生活用品などの消耗品とがあります。
そのいずれが結婚記念品として適しているかという分け方は特になく、どちらもよく用いられているものではあります。
どちらのタイプを選ぶかは、思い出としてずっと手元に置いてほしいと願うか、日々の生活に役立てられるかといった視点によって変わってくるでしょう。
もちろんどちらも喜ばれますし、特に人生の一大イベントである結婚式ではメモリアルの意味合いも大きくなりますから、そうした視点からの品物選びもよいでしょう。
一方で、やはり生活に密着した品物ももらえば嬉しいものです。
両家の両親の好みもありますが、最終的には新郎新婦がどのような気持ちを示したいかにゆだねられます。
結婚記念品の種類
では、結婚記念品として両親に贈る品物にはどのようなものが選ばれているのでしょうか。

ブーケ・ブートニア
披露宴でのプレゼントとして定番中の定番と言えるのが、ブーケおよびブートニアです。
新郎新婦の両親としての心境では、こうした花の贈り物が嬉しいという方も多く、披露宴中のセレモニーという点ではクライマックスともなる品物です。
生花を使用しますから、そう長く残るものではありませんが、気持ちの表現としては表しやすいものでもあるでしょう。
似顔絵など
オリジナルの品物と考えたときに、似顔絵のように世界に1つしかない手作りのものを贈る方も多くおられます。
ギフトショップでは、似顔絵画家の方に発注し、温かみのある絵に仕上げてもらうことができるようになっているところもあります。
時計
記念品全般の定番として、時計もよく用いられます。
特に腕時計は、年齢を問わずにプレゼントできる定番として人気となっています。
ウェイトベア
大きなテディベアの重さを、新郎新婦それぞれが生誕したときの体重と同じにして作るものです。
赤ちゃんだった娘や息子を思い出し、その2人が大きくなって家庭を築くまでになったという感慨もあり、根強い人気を誇っている記念品の1つです。
高級食品の詰め合わせ
一方で、自分ではめったに購入できない高級な食品を贈るのも1つの方法です。
この場合は生ものではなく、缶詰や海苔など日持ちのするものにするのが無難でしょう。
現実的という声もありますが、実用性のあるものという意味では優れている上、めったに味わえない高級品ということでプレミア感も増します。
心づくしの贈り物を2人で考えよう
新郎新婦になるカップルの形はさまざまであり、それぞれの両親に対する気持ちもいろいろです。
その中で、カップルが自分たちだけの形で両親に気持ちを伝える方法としてどんなものが適しているかを考えて、自分たちだけの贈り物を作りましょう。
最終的にはどのようなものであっても、2人の心づくしの贈り物なら両親も喜んでくれるはずです。