嫌な臭いの原因
腕時計のベルトには金属と革、そしてゴムの3種類がありますが、3者共に定期的なメンテナンスをしないと劣化して臭いの原因になり得ます。
手首と直接接することになるバンドの内側部分は汗が付着する部分ですので、掃除をしないとバンドに悪影響を及ぼすことになるのです。
またそれだけならばまだしも、バンドが劣化すると皮膚に対しても悪影響を及ぼしかねません。なので、どのような腕時計をしていたとしても、バンドを定期的に掃除するのは重要なのです。
たとえ良い腕時計を身に付けていたとしても、そこから嫌な臭いが出ていたら魅力は半減してしまうものです。掃除をして臭いの原因を取り除き、より良い腕時計に仕上げていきましょう。
洗剤を使用して掃除しましょう
腕時計の掃除は多くの人がおそらく行っていないと思いますので、掃除の仕方が分からないという方がほとんどではないでしょうか。
水洗いだけで良いのか、とか洗剤を使用しても良いのか、といった疑問があると思います。結論から言ってしまえば、腕時計の掃除には洗剤を使用してもらっても大丈夫です。
勿論水洗いだけでもある程度汚れを落とすことはできますが、しかし長年掃除していないケースでは汚れもこびりついてしまっていて、手洗いだけではなかなか落としきることができませんので、洗剤を使用するのがお勧めとなります。
ただし使用する洗剤には注意する必要があります。
酸性洗剤のような強い洗剤を使用すると、金属を溶かしてしまうことにもつながりますし、革ベルトの場合でも革を傷つけてしまう原因になってしまいます。
腕時計の掃除をする際には必ず中性洗剤を使用するようにしてください。

掃除をする上での注意点
掃除をする上で、まず注意しておきたいのが先に述べた洗剤の話です。中性洗剤を用いて、できるだけ本体へ負担をかけないように心がけてください。
この他には、洗浄時に本体を傷付けてしまわないように注意する必要があります。例えばブラシを使用して掃除をするのも良いですが、その際に毛の硬いブラシを使用してしまうと、傷を付けてしまう原因になります。
特に金属は傷を付けてしまうと、その部分が溝となってしまい、汚れが溜まりやすくなってしまいますし、またバンドの外側を傷つけてしまうと見かけ上も良くありません。
なので、ブラシを用いて掃除をする場合には、必ず柔らかい毛のブラシを使用するようにしてください。

オススメの掃除方法
時計は非常に繊細なもので、少しでも衝撃などの外部から圧力があっただけでも壊れてしまいます。
掃除をする時には水を使用することになりますが、これもまた時計を壊す原因になってしまいますので、注意深く行っていくようにしてください。
耐水性のある腕時計の場合には、落としたりしないように注意するようにしましょう。
ブラシでの掃除
ブラシを使った掃除は、細かな部分まで洗うことができるというメリットがあります。
金属バンドは細かな部品が組み合わさることによってできていますので、部品の間に溝があり、そこに汚れが溜まってしまうケースがほとんどです。
手洗いでは届かないような場所に汚れが付いていますので、これを落とすためにもブラシを活用していきましょう。
発泡の洗剤を活用
発泡性のある洗剤を活用して掃除するのも1つの方法です。
紙コップに目一杯の水を入れ、そこに割り箸などの棒状の物を通した腕時計を入れ、ベルトだけが水中に垂らされるようにします。
そして発泡性の洗剤を水中へ投下。これによってベルト部分だけを簡単に掃除することが可能となります。入れ歯洗浄剤のような洗剤でも効果はありますし、非常に手軽な方法ですのでぜひ試してみてください。
ベルトが革の場合
腕時計のベルトが革の場合には、水を使用すると新たにカビが生えてしまう原因になりますので、上記のような方法で掃除をすることは避けなければなりません。
こちらの場合は、水で薄めた中性洗剤を少量用いることをおすすめします。タオルなどに含ませて拭うようにして掃除を進めていきましょう。
それが終わったら、日陰で乾かすようにしてください。天日干しにすると、革が変色してしまうことにつながるので要注意です。乾いたあとは、革用のクリーナーを使ったケアをして終了となります。
革用クリーナーのみで掃除を行うこともできますので、好みの方を選ぶと良いでしょう。
臭いの原因を掃除で解消
腕時計の最も汚れる部分であるベルトは、掃除をしないと不潔で臭いの原因にもなりますので、定期的に掃除する必要があります。
掃除をする際には中性洗剤を使用するのがお勧めです。洗浄力の強い酸性洗剤を使用すると、金属ベルトが溶けてしまう可能性もありますので、必ず中性の物を使用するようにしてください。
洗浄方法としては、金属ベルトの場合はブラシを使用した掃除法、そして発泡性のある洗剤を使用する方法がお勧めです。
革ベルトの場合には水分を多分に含ませてしまうと、革に悪影響を及ぼすことになりますので、極力水を使わないように心がけてください。