
創立記念品のお祝いに社員向けに何を贈るべき?おすすめアイテムを紹介!

会社の創立記念日が近づくたびに総務や人事、企画担当者の方は「今年は社員向けの記念品に何を選ぼうか…」と頭を悩ませるのではないでしょうか。
今回は、社員向けの創立記念品の選び方から人気のアイテムまで解説します。
創立記念に贈る商品に迷ったときにぜひ参考にしてください。
INDEX
創立記念日・周年記念日・設立記念日の違い

創立記念日とよく混同されるものに周年記念日、設立記念日があります。
それぞれの違いを簡単に解説します。
創立記念日
創立記念日とは、組織や会社が設立された日を祝う日であり、会社の登記日や団体の発足日、学校の開校日などが該当します。
毎年同じ日に訪れる組織の「誕生日」のようなイメージです。
学校では創立記念日を休校日にすることもあります。
ただ、企業において創立記念日に特別な行事を行うことは少なく、社員の間でもあまり意識されていないのが現状です。
一般的な企業では、創立記念は節目となる周年記念の際に合わせて実施されることが多いようです。
周年記念日
周年記念日とは、企業や団体が創立から一定の年数が経過した節目を祝う行事です。
一般的に5周年、10周年、30周年、50周年などの区切りで開催されます。
周年記念は、数年~数十年に一度しかないので盛大に行われることが多いです。
企業によっては業務を中断して半日から一日をかけてイベントを行ったり、社員旅行を企画することもあるでしょう。
周年記念は祝いの場としてだけでなく、企業の外部へのアピールの場としての役割もあります。
設立記念
設立記念は、創立記念とほぼ同じ意味で使われます。
両者に明確な違いはなく、同じ組織でも統一されていないことも多いでしょう。
厳密に言えば、以下のような使い分けをします。
創立記念と設立記念
- 創立記念:会社、学校、団体など幅広い組織で使用
- 設立記念:主に会社や法人において法的に設立された日(登記日)を重視する場合に使用
社員へ創立記念品を贈るメリット

創立記念日に社員へ記念品を贈ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
社員のモチベーションアップ
創立記念品を贈ることで、社員は自分の貢献を認められたと感じ、仕事への前向きな意欲が高まりやすくなります。
形として残る記念品が感謝やねぎらいの気持ちを伝え、モチベーション向上が期待できます。
結束力の強化
創立記念品には企業理念やビジョンが反映されることが多く、企業ロゴや社是をデザインに取り入れた品を贈ることがあります。
こうした記念品を通じて、社員の間に共通の意識が芽生え、組織全体の一体感やチームワークの強化につながります。
勤続意欲が高まる
創立記念品を贈ることは、社員に対して「自分を大切にしてくれる会社だ」という安心感や帰属意識を与えます。
その結果、社員の勤続意欲が高まり、長期的な人材定着につながる効果が期待できます。
こうした取り組みは、離職率の低減や組織の安定にも寄与します。
社員向け創立記念品の選び方

創立記念品選びで失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
実用性
できるだけ日常生活や業務などで実際に使ってもらうことです。
デスク周りで使える文房具、通勤時に使えるバッグ類、プライベートでも使えるマグカップなど、生活に密着したアイテムは失敗が少なくなります。
ブランドとの親和性
創立記念品には企業ブランドとの親和性が求められます。
例えば、エコ意識の高い企業であれば、サステナブルな素材を使った記念品を選ぶといったように。
もし環境に悪いものを選んでしまっては、本末転倒になってしまいます。
ただし、企業色を強く出しすぎるとプライベートで使いにくいと感じられる場合もあるため、控えめに取り入れるなどバランスを意識することも大切です。
年代・性別を問わず喜ばれるもの
企業にはさまざまな年代や性別の社員が在籍しているため、特定の層に偏ったデザインや機能は避けるべきです。
誰でも使いやすく、公平に喜ばれる記念品を選びましょう。
創立記念品の予算目安

創立記念品の予算はどのくらいでしょうか。
一般的な相場感としては、1人あたり1,000円から3,000円程度が標準的な価格帯となっています。
創立5年、10年といった周年の年には通常よりも予算を多めに設定する企業が多くあります。
創立記念におすすめアイテム
実際によく企業で選ばれている創立記念品にはどんなものがあるでしょうか。
ここからは、特に人気高の創立記念品を紹介します。
ボールペン
ビジネスシーンで欠かせないボールペンは、創立記念品として人気の定番アイテムです。
価格帯は数百円から1万円以上まで幅広く、予算や用途に応じて選べる豊富な選択肢があります。
1,000円程度でも質の良いボールペンを選ぶことが可能です。
ケース入りで高級感があるタイプなどは、周年記念などより格調を高めたい場合に適しています。
マグカップ・タンブラー
マグカップやタンブラーも創立記念品としてよく選ばれるアイテムです。
日常使いもできますし、オフィスでのブレイクタイムに重宝されることでしょう。
価格も手頃で、1,000円程度から選べる点も魅力です。
エコバッグ
環境保護への意識が高まる中、エコバッグは贈り物の定番となっています。
創立記念品として選ばれることも多く、繰り返し使える実用性が魅力です。
企業の環境への取り組みをアピールできる点も、エコバッグが選ばれる理由の一つです。
タオル
タオルは日常生活で必ず使われる定番の贈り物です。
創立記念品としても人気があります。
社員本人はもちろん、家族からも喜ばれる贈り物になります。
時計
創立記念品として時計を選ぶ企業も増えています。
よく選ばれているのは置時計ですが、腕時計や懐中時計も人気です。
参考までに弊社が製作させていただいた事例を紹介します。

こちらは、卸業を生業とする企業様の160周年を記念して製作された懐中時計です。
文字盤は十二支を数字を見立てています。
銀色の立体感のある金属転写印刷を施してアンティーク感の中にも高級感が出るようにしました。
裏蓋を鋳型にて成形、表にはトルコ石風の石を埋めこむカスタマイズをしています。
お菓子
消えものの記念品としては、お菓子の詰め合わせが挙げられます。
老舗和菓子店の季節限定品や有名洋菓子店のクッキー缶など、普段はなかなか手にしない特別感のあるものが喜ばれます。
お菓子は形には残りませんが、家族と一緒に楽しんでもらえる点が魅力です。
ただし、賞味期限が短い商品を選ぶ場合は、贈呈のタイミングに注意してください。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、現代の生活で欠かせないアイテムです。
小型の携帯しやすいものから大容量のものまで多様な選択肢が揃っています。
老若男女問わず贈れる実用的な記念品です。
ギフトカード
創立記念品としてギフトカードが選ばれることもあります。
Amazonギフトカードをはじめ、百貨店やクレジットカード会社が発行するものなど種類も豊富です。
社員が自由に好きなものを購入できる点がメリットですが、物品に比べると特別感が薄れる面もあります。
そのため、ただ渡すのではなく、自社製品の購入に使えるカードにしたり、企業名やロゴを入れたオリジナルデザインにしたりといった工夫を加えるとよいでしょう。
また、実物のカードにするのではなく、デジタル形式を採用する方法もあります。
まとめ
創立記念は、社員への感謝を伝えると同時に企業文化を浸透させる重要なイベントです。
記念品を選ぶ際には、実用性、ブランドとの親和性、そして年代や性別を問わず幅広い層に配慮できるかという3つのポイントを意識してみてください。
創立記念日に社員の皆さんに心から喜んでもらえるような記念品を選び、会社全体で盛り上げましょう。